≪W≫と呼ばれる青年の悲劇
その食卓は冷え切っていた。
彼は辟易としていた。両親に対してあまり良く思っていなかった。遅れてきた反抗期、というわけじゃない。両親の理想を押し付けられるのに耐えきれなかった。自分は嫌だと言ってるのに。
「……」
「……」
「……」
誰も喋らない。それがこの家族の日常。
そんなある日のこと。彼の母親が急に言い出した。
「なんで怒ってんの?」
彼はいつものように喋らなかった。
「何様だよ」
「……」
「不機嫌な顔するな!」
「私が喋らなければいいのか!」
彼は内心「は?」と思ったがそれを言ったら余計に怒るので変わらず無視をした。
「う、う、う……」
そのうち、母親は泣き出してしまい部屋にこもってしまった。
「なんだよ……」
─────────
「あれ、母さんは?」
そう父親に問いかけた。
「出て行ったよ」
「いつ?」
「今朝だ」
「えっ!今朝!」
「……なんて日だ!!!」
母親の行方は誰も知らない。
キャラを変えるということ
1年以上使ってたガイルから散々対戦した豪鬼にキャラを変えた。
ガイル、ごめんね。あなたのおかげで俺はタメキャラを扱えるようになったし、そのコマテクは今後にも活きてくると思う。
すまん……裏切られた気持ちだよな。
格闘ゲームでメインキャラを変えるということは他のゲームとは比べ物にならないほど"決断"がいる。
格闘ゲームでキャラを変える理由のほとんどはそのキャラが弱くなったからだと思う。
俺はガイルというキャラクターが好きだ。
愛してるといってもいい。
でも、弱くなってしまった。
それでも俺はガイルを使い続けた。
だが愛を超越すれば、それは憎しみとなる。
すぐにキャラ愛という言葉を使わないで欲しい。その"言葉"は軽くない。
俺はその重さに耐えきれなかった。
その憎しみをも超越すればそれは宿命となる。
真のキャラ愛はその時に試される。
豪鬼、俺、頑張るからね。
だから、力を貸してください。
無職だった俺が内定を獲得するまでの道のり『生の軌跡』
第1章 基本的人権の剥奪
俺の大学生活は真っ暗だった。
といってもぼっちだったわけじゃない。あまり友達が多かったわけじゃないけど、よくゲームしてた奴や、同じゼミの奴らとは今でもたまに遊んだりする。
しかし俺は普通の大学生が普通にやるべきことをやってこなかった。
恋愛、バイト、サークル。
何も経験してこなかった。
無気力、ただただ時間を消費し、過ぎていくだけの日々。
その内授業にも出なくなった。
4年生になり単位が足りず、またESに書く自己PRなんてものもあるわけがなく、当然のように就職活動はしなかった。
そして卒業し、ニートになった。
仕送りもなくなり、クレカを使いまくって20万近く借金をした。
そのクレカも止まりいよいよ物を売って日々を凌ぐ生活を始めた。
一日トースト6枚70円で済ませたり、スパゲティに醤油をかけて食ったりしてた。
外に出るお金もないから家でぢっと手を見て1日が終わる時もあった。
それでも友人には気丈に振る舞っていた。
『来月から"しゅうかつする"』
『芸人になる』
『俺は、変わる』
バカなことを言ってた。でも現実に目を向けるわけにはいかなかった。
そして、僕の心は砕け散った───
第2章に続く。
ジャングルスピード・オンライン
話題のジャスピオンラインリリースされてたからやってみた。
正直に言うとクソゲーすぎた。
クリックでめくって、クリックで取る。ジャスピの取る技術が無視されてる。そのかわり一定確率でチョンボするというクソ仕様。
めくったりデュエルに勝つごとにゲージが溜まっていって各キャラごとにアルティメットが使えるんだけど、そのアルティメットがまーくそ。
特にポールを破壊してそこで強制的にゲームが終わって残り枚数で勝敗決めるキャラがいるんだけど、デュエル買った直後にult使ってきて勝つ戦法があまりにもつまらない。
他にも相手のデッキの1番上が透けるultや、絶対にチョンボにさせるultとかあってultゲーすぎて萎える。
あとはチーター多すぎ問題。出た瞬間一瞬で取られる。
何も出来ないままレートだけどんどん落ちていって流石にキツすぎる。
まぁただクソクソ言いながら気づいたら起動してるし、妙な中毒性あるからみんなもやって欲しい。
今日は高校の同級生の「斎藤くん」と話してみようと思う
高校の同級生に斎藤くんという子がいた。
彼はちょっと変わった子で高1のまだあまり関係性が出来てない頃に他人のハサミを取り上げて「ゲットー!」と言ったり急に「ちょんちょんやろぉ!」と訳のわからないこと言ってきたりしてた。
ちょんちょんとはいわゆる"指スマ"や"いっせーのせ"と言われてた小学生がやるあの遊びのこと。ここから彼は"ちょんちょん"というあだ名で呼ばれることになる。
今日は高校1年生以来会ってないその斎藤くんとお話しする機会を設けたので文字に起こしていきたいと思う。
俺「よぉ、久しぶりだな」
斎藤くん「久しぶりー!あれ本名で呼んでいい?それともHN?」
俺「なんでもええよw まぁ今は愛甲石田の恐竜という名前で通してるけど」
斎藤くん「なんだそれー!じゃあ恐竜氏って呼ぶわー」
俺「それでいいよw ところで高校卒業後から今までの状況を簡単に説明してもらっていい?」
斎藤くん「うん、高校卒業後はとある大学に行ってたんだ。卒業後は今声優になるために声の勉強してるんだ」
俺「声優!へぇ〜だから今アニメみたいな声してるんだ」
斎藤くん「YouTubeで山口勝平の声マネしてる動画とかあげてるんだ。おう!ルフィ!海賊王になれよ!俺は工藤真一だ!サンドイッチかよ!」
俺「なるほどな」
斎藤くん「あとはASMRとかもあげてるぜ!ハムハム!ふわふわ!べろべろちゅぱちゅぱ!よしよし!」
俺「勘弁してくれーー!!!」
第2回へ続く───
参考サイト
メルキスの御休所
バカからの「かわいそうに」響かないぜ〜
最近マウントを取りたがる奴があまりにも多すぎる。さっきも俺が面接今日だと思ってたけど明日だったわと呟いたら
『かわいそうに』
酷いリプライだよね。そしてこれでマウント取ってると思ってるんだよね。悪いけど、響かない(笑)
多分過去の栄光にすがってるんだろうね。確かに日本最高峰の中学高校に行ったのは素直に尊敬する。でもそれで頂点に立ったと思っちゃんだろう。
『俺はお前らよりも上にいるんだ!』
だからマウント取るってか?そもそも一分野で秀でてるからってマウント取ろうとするのがもう浅い。例えば数学の点数は良かったけど国語は全然ダメな子がマウント取ってきても納得いかないよね。
『うるさい!黙れ!』
……逆ギレですか。自分に都合の悪いことは無かったことにしてうやむやにする。
だから話す気がしないんだよね。議論にならない。そのくせ『論破!!!』とか大きな口を開けて叫んでくる。
いやいや、そもそも論にすらなってないんだって。
『うるさい!大逆転論破だ!』
……子供かよ。大逆転て。なら俺は超ギャラクティカファイナル論破だ!ってか?
あ、わりーもう付き合ってる暇ねーわ。
最後に一言、
かわいそうに。
将来の夢を発表する
舐めてんのかお前ら。
俺を舐めたらいかんぜ。
あ、お前。今舐めたな。
あーあ。あーあだよ。
まぁええわ、そんなことより俺の将来の夢を発表する。
舐めてんじゃねぇ!そんな簡単に言うかボケェ!
それでは、将来の夢は〜こちらだぁ!
……将来が欲しい。俺に将来はない。
ただ、明日が、欲しい。
Seize the Day.
明日を掴め。
憧れや名誉はいらない。
華やかな夢も欲しくない。
ただ生きていたいんだ。
今の人生も温度はある。温かいものは温かいと感じ、冷たいものは冷たいと感じる。
でも、それだけ。
感動がない。それって死んでるの同じなのかな。
『今日はとっても苦しかったね。明日はもーっと苦しくなるよね。ねっ"ハム夫"』
そう、俺はハム夫。悲しきペット。
そう言えば僕の知り合いの夫婦もハムスターを飼っていた。そのハムスターも彼と彼女の日常、喧嘩、そして……色んなことを見てたに違いない。ある日彼は居なくなった。しばらくしたら彼は杖をついて帰ってきた。
あれから彼は変わったのだろうか。しかしそれを知るすべはもう俺にはない。
そのハムスターだけが、全てを知っている。